神楽馬鹿
お祭りは、近くでみているより、みずから参加したほうが圧倒的にたのしい。
それも、どっぷり日常まで侵食しちゃうくらい。
むかし、ともだちの実家がある大阪の岸和田にお邪魔したとき、強烈にそうおもった。
だんじりの為に帰省してきたり、だんじりの為にやすみをとったりはあたりまえ。家族総出、いや一族総出でまつりをたのしみにしていて、そういうものに縁遠い環境で育ってきたわたしにはこのまちの熱気がすごく羨ましくおもえた。
遡れば学生時代の文化祭だって体育祭だって、さめた目でやらされ感たっぷりのスタンスで参加するのと、みずから応援団をかって出たり、衣装や垂れ幕づくりに夢中になって参加するのとでは、たのしさが別格だった。
今週末、旦那さんの晴れ舞台がある。
数ヶ月まえから練習を重ねて、文字どおり休みなくひたすらお神楽に打ち込んできた。
平日は仕事おわりは全て練習。
休日は9割お神楽、1割練習。
大げさでなく、睡眠食事仕事神楽しかしてない 笑 しかも睡眠時間は2〜4時間とかが続いている。
嫁からすれば、「勘弁してちょ」レベルの育児・家庭放棄、なにより「からだ大丈夫なの?」でもあるのだけれど
たのしそうだからいいや。
「すきだから。」
その一言で完結できちゃうものがある尊さよ。
わが子にもそういう親の姿をみて欲しい。
こういう文化だとか、お宮に夜な夜なともる灯だとか、舞台をぐるりと子どもたちが囲む風景を受け継いでいきたい。
お神楽のことをもっと知りたい。
(さいわい、神楽馬鹿に神楽狂いが揃っている!!さいこう!)
知らない世界もっと知りたい。
じぶんの住むまちのことももっと知りたい。
愉しそうなひとって、ジブンゴトの半径が大きい。
じぶんのすきなことだけじゃなくて
関心がなかったこともジブンゴトにできれば、人生は倍々にはねあがるほどたのしいはず。
関心がなかったことをジブンゴトにするには。。?
それをジブンゴトにして愉しみかたを知っているひとと一緒に過ごしてみることかな。
色んなひとのジブンゴトテリトリーにお邪魔してみたい。
わたしのジブンゴトテリトリーはなにかしら。
ごはん、とか。
読書、とか?
テリトリーの物々交換おもしろい。
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